縄のまっちゃん公式ブログ【旧ブログ】

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悔しい、悔しい、1週間


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ショーに出演し始めて、早150回。

ステージに立つことにも慣れてきて。

そんな折、あの人が来るという話を耳にした。

振付家のデボラ・ブラウンさん。

モントリオールで仕事を一緒にしたデビィさんだ。





ショーの振付を見直すために、年に一度程度のペースで来るらしい。

今回はSkippingをメインに変えるとのこと。

デビィさんが変えるというと、本当に劇的なんだろうな。

どんな風になるのかとても楽しみだった。







火曜日、ショーを見てから上層部でどのように変化させるかを話し合い。

その翌日から3日間で全体を見直す。

デビィさんは以前にも書いた通りで炸裂系の振付家さん。

常人には理解の出来ないセンスと、頭の回転を持ち合わせたまさに天才だ。

この3日間が戦場のようになる事は簡単に想像できた。





いざ始まる。

まずは自分たち二人だけのパートを30分間。

個人的に変えてほしいと思っていた場所を含め、いくつか変更に。

モントリオール時代を思い出すように、無我夢中で動いていた・





その後、全体練習。

変更、変更、変更の嵐。

正直ここまで変わるとは思っていなかった。

既にプレミアから今まででご覧になった方は、その変わりように驚くと思う。







3日間はあっという間に過ぎて行ってしまった。

アクトは一気に様変わり。

エネルギーも更に高まり良い感じになったと思う。

あとは如何に自分達が演じこなしていくかだ。





自分個人としては、残念ながら悔いの残る結果となってしまった。

全力でぶつかって行ったことには違いない。

でも自らの空虚さというか、未熟さを痛感した。

出てこない、そこに。

「何かアイディアない?!」

デビィさんも再三振ってくれたのに。。。

その場に流れるクリエイティブな空気に、瞬発力を発揮できないもどかしさ。

加えて技術的な及ばなさによる提案却下。

練習をしておけばよかったなんて、口が裂けても言いたくない。







デビィさんは嵐のように帰ってしまった。

また次は来年だろうか。

その時はもっと自分を磨いて、悔いの残らない1週間にしたい。



ともあれ、来週は一新されたアクトの最終調整。

細かい所を運営的や効率的にしていく作業だ。

いまここにある、このアクト。

しっかりと向かい合って最善を尽くそう。

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