Skippingが少しだけ、新しくなった
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ショーと言うのは日々進化している。
観客の方が見ても分からないような小さいことから、アクトが変わるような大々的な事まで。
先日、Skipping Ropesのアクトがあたしい振付として公開された。
ショーで行うまでの試案期間が二カ月、試行錯誤をしながらの練習で、ようやく本番のショーにまでこぎつけた。
振付を変える理由はいろいろあるけど、
何よりSkipping Ropesは新しいアクトである事が大きい。
新しいゆえに模索ができて、伸びシロも大きいと思ってもらえている。
House Trompの縄レベルも徐々に上がってきて、ついにディレクターからのGoサインが出たのだ。
といっても、新しいというのは良くも悪くも緊張するわけで。
ずーっと同じだと飽きてしまうなんてこともあるけど、大きく変化すると対応するのが大変。
特に縄の場合は「ホイソレ」と技を変えたり、動きを変えるのが難しい。
たった90度、体の向きを変化させるだけで失敗したりするのだから!!
新しい振付になったことで、全体の盛り上がりがアクト後半に全て集中した感じになった。
旧バージョンには無かった最後の観客の歓声に、跳んでいる方も少し驚く。
大きく変化したあとは、細部の調整や磨き上げを。
リセットとまではいかないが、旧バージンで磨き上げた部分が全て使えると言う事は無い。
こうして少しずつ、シルクドソレイユのショーは進化していく。
本来なら新しいことなんてやらないでも、ショーにはお客が入るだろう。
ではなぜ、みんなが苦しい思いをして、労力と時間を割いてまで新しい事に挑戦するのか。
一種の病気だろうな(笑)
常に新しい事、ワクワクする事を、この会社が求めていて、
仕事をしている人達の多くも同じように、
新しいことへのワクワクを求めているんだと思う。