縄のまっちゃん公式ブログ【旧ブログ】

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【連載】意外と知られていない?基本の基本 その4


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連載です。

さて、今回は縄の素材や太さの観点から、跳びやすい縄というのを考察したいと思います。

みなさんは小学校の頃にどのような縄を使っていましたか?

100円の縄?

ヒモの縄?

少し高めのビニールロープ?

真ん中にグルグルの錘が付いている縄?



そう、一概に縄といってもその種類や素材は千差万別。

実際小学校に行っても多くの種類の縄跳びを見ることが出来ます。

小学校で最もポピュラーなものが、ビニールの縄。

こちらは100円のものからAsicsが販売している、少し高価なものまで。

また様々な会社が縄を販売しています。

また、幼稚園ではヒモの縄を使うことが多いようです。

持ち手の部分も小さい手に合わせて小さく設計されています。





ではどんな縄が跳びやすいのでしょうか。

それは【太さ】【重さ】【硬さ】のバランスによって変化します。



【太さ】は、縄の空気抵抗を表します。太いほうがより空気抵抗が大きくなり、回しにくさが増します。

しかしその分、縄の重さを感じやすくなるため操作性が上がります。

【重さ】は重くなればなるほど遠心力が大きくなり、腕にかかる負担が増えます。

しかも数グラムの違いでも、早い回転になるとその負担は何倍にもなります。

操作性の面では、重いほうがやりやすいことにも関係します。

【硬さ】は少々わかりにくいのですが、操作性に関係します。

あまりやわらか過ぎると縄にわずかにブレも伝わってしまうので、操作性が低下すると考えています。

硬すぎると悪いことはあまりありません。



これらに当てはめると、自分でやりたい技によって縄を選ぶことができるかと思います。



たとえば幼稚園で、はじめてなわとびをはじめる子ども。

彼らは操作性が最優先なので、【太い】【重い】【硬い】縄がいいと考えられます。

すると<ヒモ>や<綱>のような縄を使うと良いでしょう。

たとえば小学校4年生で2重とびを練習している場合。

ある程度操作の技術が身についていて、早く回したい。すると

【細い】【中ぐらい】【硬い】縄が向いています。

自分たちのように極限まで早く回す場合は、操作性をある程度おざなりにしても早く回すために

【極細】【中くらい】【硬い】縄が良いです。



このように、練習中の技によって上記の3つのバランスを考えて縄を選ぶと良いでしょう。





次は縄の持ち手の部分の長さについて考えてみたいと思います。

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