【連載】意外と知られていない?基本の基本 その6
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連載です。
前回までは縄について細かく見てきましたが、今度は体のほうを見ていきたいと思います。
自分のなわとびをしている所を思い描きながら読んでみてください。
さて、早速ですがみなさんはなわとびを跳ぶときにどこを見ながら跳んでいますが?
前? 下? 斜め45°?
しかしそれは、何かを見ているのでしょうか?
おそらく殆どの人が何も見ない状態で、単純に顔がそちらを向いているだけだと思います。
人間の平衡感覚を司る三半規管は、実はだまされやすいもの。
目をつぶって色々な方向に歩いていると、あっという間に感覚を失ってよろけてしまいます。
そう、人間は視覚情報によって三半規管を正常に保とうとする働きがあるのです。
この三半規管をより効果的に働かせることができると、バランスを取る能力が向上します。
そのときにポイントになるのが目線です。
目線がある場所を見つめていると、そこで三半規管が働き水平を保とうとします。
すると高い跳躍などを行ったときにも、重心のバランスを崩すことなく連続してジャンプをすることが出来るのです。
また目線が一定になると頭のブレもなくなり、同様にバランスをとりやすくなります。
是非これから、2重とび以上の技をするときは目線を固定して練習してみてください。
体のブレやジャンプのばらつきが減少すると思います。
しかしここで一つ。
ある程度回数が跳べる場合は、あまり一箇所に集中しすぎないように気をつけてください。
乗り物に乗ったとき、読書をすると酔ってしまうのと同じ現象が発生します。
自分も気づかずにずっと同じものを見てしまうクセがあり、跳び終わった瞬間にフラフラしていることがあります。
みなさまも気をつけましょう・・・。
といっても、10分以上跳ばなければ大丈夫ですが(笑)
いかがだったでしょうか?
【持ち方】【縄の選び方】【グリップの選び方】【目線の付け方】などなどを紹介してきましたが、お役に立てたでしょうか。
あまり基本の基本といわれることは、知らずに出来てしまうことが多いもの。
しかしもう一度基本に戻ってみると、更に技術を向上させるヒントになるかもしれません。