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シルクエロワーズ【iD】 Cirque Eloize iD


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マイアミ公演があるということで、nasaと友人のゴリさんの三人で見に行ってきた。

シルクエロワーズのiDというショー。





シルクエロワーズってのは、カナダ発祥のサーカス集団。

シルクドソレイユと違って小規模だけど、高いクオリティーに定評がある。

シルクドソレイユをやめてからこっちに移動した人もいるみたい。





今回みたこのiDはエロワーズの新作。

内容はUrban的な、HipHopのような雰囲気で統一されたもの。

ストリートダンスの要素が随所に入っていて、見覚えある振りとか技もよく見かけた。

中でもBreakingの人はレベル高かったと思う。





んで、

なんとこの中にはSkippingのアクトがあった。

やっぱり同じサーカスでやっている身としては気になる。

ある種の期待を抱いて見に行った。





Skippingに関して。

正直なところ、がっかりだった。

「ありきたり」といっては怒られるかもしれないが、本当にありきたりだった。

他のサーカスでもこれならできるだろうなって。

ってか、中国雑技団がとっくの昔にやってるようなことが多かった。

演出の意図は伝わってきたけど、演技自体があまりにお粗末じゃない?

日本のダブルダッチの人達の方が、よっぽどいいよ。

ダンス上手だし、HipHopのイメージがぴったり。



なによりも、

他のアクトに比べて真剣な感じが伝わってこなかった。

試行錯誤で、ひねり出した!!って感じが、圧倒的に他のアクトからして弱かった気がする。





何となく楽しくしてるだけ、



そんな印象。





他のアクトに関しては、どれも楽しめた。

統一感ある雰囲気と、限りあるセットのをアイディアで最大限に生かす構成。

特にラストのトランポリンは面白かった。

それに一人ずつがきっちり踊れて、キャラクターを演じることができている。

洗練された空気が漂うステージ感。

何回も鳥肌が立つ瞬間があったし、驚くような演出が何回も。







ただ、

それゆえに、悔しかった。







他のアクトはこんなに手が込んでいるのに、

どうしてもSkippingだけは違うように見えてしまった。





しょうもない専門家ぶった色眼鏡だったのかもしれないけど、やっぱり違うよ。

何度も言うけど日本のダブルダッチの人達の方が良い。

縄を跳ぶことも回すことも、全員が素人すぎる。











サーカスの中で扱われるSkipping。

これが業界一般の現実なのかと思うと、悔しくて涙が出る。



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