縄のまっちゃん公式ブログ【旧ブログ】

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【連載】 みんな大好き2重とび その4


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連載です。



前回までに2重とびの背景について見てきました。

いよいよ練習の方法についていくつか紹介していきたいと思います。





実は、2重とびを跳ぶことには2種類あります。

それは最初の1回を成功させること、そしてその2重とびを継続して跳び続けること。

これらはそれぞれに異なった練習が必要になります。

まず今回は、





【1回目を跳ぶ!!】





ことに焦点を当てたいと思います。

2重とびの最初の1回こそが、できる瞬間として捕らえる人が多いのではないでしょうか。

この最初の1回を達成できることが、子どもにどれほどの達成感と喜びを与えるかは、喋々に及びませんね。



さて、2重とびを跳ぶにはいくつかの練習方法があります。

しかしどの練習にも共通して言えることが、以下の感覚を身に付けることにあります。



1.縄の速度を上げる力

2.縄の速度を下げる力

3.空中で二拍子のリズムを刻む力

4.一定の高さの跳躍を継続する力



の大まかにこの4つです。

ではこの4つの力のうち、どの技術が最初の1回を跳ぶのに最も必要とされるのでしょう。



それは3の「空中で二拍子のリズムを刻む力」です。



なぜならば、2重とびはそこまで高い跳躍も必要なければ極端に早い回旋の技術も必要ありません。

自分がよくネタでやっていますが、タオルでも2重とびはできます。

その理由は簡単、きちんと空中にいる間に2回のリズムを刻めるからです。



しかし子どもにとってこの感覚を見につけるのは少々難しい。

なぜならば、子どもにとって空中に身を投げ出して半無重力状態を味わうのは、あまりしない経験だからです。



そこでこの二拍子のリズムを掴むのに、以下のような練習をオススメしています。



?高いところからジャンプする

?トランポリンなどの高い跳躍力を体験できる場所で遊ぶ

?日ごろから、跳ねる遊びをしておく





この3つになります。

しかし?と?については場所の問題や安全面の問題から、なかなか実現でいないことが多いようです。

それでもこの感覚をつけるのに格好の遊びがあります。

それは?の日ごろから跳ねる遊びをしておく、なわとびです。



そう、そのまま前とびを跳ぶだけでも、実は2重とびの練習になるのです。

跳ねることで空中で自分の体の感覚がどうなるか、そしてその時にどのような体の使い方をしているか。

それらを無意識のうちに習得することができます。





しかし、残念なことにこのような基礎感覚がない状態で





「うちの子供は2重とびができない!!」





と嘆く親御さんが後を絶ちません。

前とびの連載のときにも書きましたが、運動を学習するには順序というものがあります。

ハイハイのできない子どもに走れと言うのは無理ですよね、それと同じようなことを上の例では言っています。



まずはきちんと、基本となる運動を身に付けること。

王道は基本の中にこそあります。



ところが、そう言ってしまっては身も蓋もないと言われてしまいそうですね。

なので次回では、更に実践的な練習のコツを紹介したいと思います。



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