【連載】 みんな大好き2重とび その6
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連載です。
前回まででおおよそ1回目を跳ぶ練習のことを見てきました。
次は連続への挑戦になります。
連続を跳ぶためには、その4で紹介した技術のうち
「縄の速度を下げる力」
が大きな鍵になります。
実は2重とびというのは、一定の速さでは縄が回っていません。
それはそうです、だって着地をしているんですから。
その瞬間は確実に地面に両足が付いてしまいます。
その着地した瞬間の縄こそが、連続を続けるためのこつなんです。
実際に引っかかる子どもを見るとわかるかと思いますが、連続で跳べる子ほど1本目の縄に引っかかります。
連続で跳んで2本目の縄に引っかかることは、殆どありません。
原因は先ほどの言いました、着地の瞬間の縄の速度にあります。
縄の速度を下げずにそのまま回してしまうと、2重とびをとんだ速さです。
一気に着地した瞬間に足のところまで縄が回ってきてしまいます。
すると1本目の縄に引っかかってしまう、簡単な原理です。
自分たちはこのような「縄の速度を下げる」ということを【ブレーキング】と呼んでいます。
このブレーキングを取得することができ、ある程度の回数を跳んでもそのリズムが乱れなくなれば、こっちのもんです。
一気に記録は向上して、20回や30回という回数も夢ではないでしょう。
50回以上跳ぶ子どもは、確実にこの技術を身に着けています。
では、このブレーキングを身につけるにはどのような練習をするといいか。
よく自分が行っているのが【2重とびと前とび】の練習です。
2重とびを1回だけ跳んで、すぐに前とびに戻る。
そしてそのまままた勢いをつけて2重とびをとび、すぐに前とびに戻る。
これは2重とびが1回でも跳べれば練習をすることが出来ます。
また、子どもの中でしゃがみこんでしまう子もいますよね。
それでも気にしません、座り込んでもすぐに【前とびに戻るんだ!】という癖をつけます。
そうすると気づかないうちに、しゃがまないような2重とびを習得します。
更に効率のいい前とびへの戻り方を習得していくのです。
ちなみにこれは、交差2重でも同じことです。
交差の状態でキチンとブレーキングができさえすれば、連続で跳ぶことが出来ます。
ただ、交差の場合はその4で書いた「縄の速度を上げる」のも少々練習が必要です。
そのためある程度交差とびを早く跳ぶことが出来るようになるのも、大切です。
いかがでしたか?
2重とびの練習方法は色々なものがあります。
子どもにとってこれほど残酷な技はありませんが、達成感は素晴らしいもの。
王道は基本の練習です。
是非今日から練習をして、2重とびをマスターしてください。