【連載】意外と知られていない?基本の基本 その3
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連載です。
前回は縄の長さを見てきましたが、今回は縄の持ち方について考えてみたいと思います。
縄を持つなんて、そんなのは誰でも一緒じゃないか。
それは、ごもっともな意見です。
では本当にみんな同じ握り方をしているのでしょうか。
実はそんなことはありません。
特に小学校低学年の段階だと、なんとなく握っているため個人差が大きくなります。
また、高学年段階でもより効率的に技を行うための良い握り方があります。
では、具体的にどのような握り方がいいのでしょうか。
まず最も基本となる握り方は、親指に力を入れて握る「リモコン持ち」です。
こちらは自分が小学校で指導をする際に必ず教える握り方です。
高学年では殆どの子どもが親指に力を入れて握っています。
しかし低学年の場合はコブシを握り締めるように持っている場合が多いです。
これでは、縄にうまく力を伝えられません。
さらに効率的な握り方。
それは人差し指に力を入れる握り方です。
基本となる親指と一緒に、人差し指を伸ばして握ります。
そうすると交差とびやあやとびが跳びやすくなるのです。
人間は不思議なもので、人差し指が一番器用に動く指です。
そのため、細かな操作を伴うあやとびのような動きのとき、人差し指を伸ばすだけで少しだけ跳びやすくなるのです。
もちろんこれは、交差とびやあやとびを含む全ての技に有効です。
たとえば「はやぶさ」や「交差2重」なども、この人差し指を伸ばす方法で跳びやすくなります。
これ以外にも、自分にとって持ちやすい握り方があると思います。
それはみなさん自身で縄を握り締めながら、感覚として感じ取ってみてください。
次回は縄の種類について、太さや素材の観点から考察したいと思います。