解放宣言
【スポンサードサイト】
2006年の怪我以来、右足に爆弾を抱えている。
前十字靱帯の完全断裂、再建手術はしたものの後遺症は少なからず残っている。
今後も付き合っていく怪我だ。
モントリオールの時、メディカルチェックの結果でニーブレースというサポーターを装着することになった。
ニーブレースを装着すると、前十字靱帯を再び断裂する危険を抑制してくれるのだ。
生まれついての関節の過伸展も助長して、再損傷の危険性があるとのことからの判断だった。
ところがこのブレース、良い事ばかりではない。
人体を守るという構造上、ごつい。
重さこそ大したことはないけど動きにくい。
一番困るのが膝の屈伸。
出来ないわけではないが、感覚とずれる。
これは縄が絡んでくるとミスにつながる。
加えてバンドで締めているだけなので、ショーの間にずり落ちるという二次災害も。
あまりにずれると膝を一切曲げる事が出来なくなる。
こうなると、もはや邪魔でしかない。
怪我の危険性は分かるが、できることなら付けたくない。
そんな事を言いながら早半年。
こちらに来てからも話をし続け、医者の最終判断を仰ぐことに。
結果、、、
Skippingをやる上では問題がないので、自身に不安感が無い限りは装着しなくてよい
事実上、ニーブレースからの解放宣言だ。
モントリオールの時は細心の注意を払っての装着義務。
実際に現場のショーに入ってみて、その必要性が再検証出来たのだろう。
他のアクト、特にアクロバットの人々に比べれば確かにSkippingの方が怪我の心配は少ないと思われる。
現に怪我をしたのもSkippingではなく、宙返りの着地だったのだから。
ニーブレースがいらないということ、喜ばしい半面で怪我への不安は尽きない。
トレーニングメニューも考えてもらい筋力でカバーする方向に。
手放しで喜ぶ事は出来ないが、良い方向に進んだことは嬉しい。