フィジオって、なーに?
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今回は、記事中でよく出てくるフィジオについての簡単な説明。
ショーをやるアーティストは、体を使っている以上怪我をすることがある。
突発的に足をくじいてしまったり、慢性的な腰の痛みだったり。
とくにアクロバットのアーティストは怪我がつきもの。
ダンサーとかミュージシャンですら慢性的な腰痛や肘、肩とかに痛みを訴える人もいる。
そんな時に専門的に怪我を治してくれるのが、
フィジオの人たち
LA NOUBAには3人のフィジオが常駐している。
時間帯を分けて、午前中のトレーニングから2NDショーが終わるまで、必ず一人はシアターにいる。
練習中にでも怪我をすることあるからね。
んで緊急事態で大怪我をしてしまった場合は応急処置。
場合によっては生命に関わる事もあるので、とっても大切。
普段はフィジオ部屋で仕事。
部屋には30分ずつ名前を書き込めるボードが設置してあって、希望者は空欄に名前を書いていく。
んで予防のトレーニングをしてもらったり、慢性的な痛みがある箇所にマッサージをしてもらったり。
大怪我なんかで長期間動けないアーティストも同じように名前を書いて、毎日リハビリをしている。
そしてフィジオのもう一つの大切な仕事が、
今日のショーにどうやって参加するか
ってのを決定すること。
問題なければ「FULL」といって全てのアクロバット、キューをする。
仮に何かしら問題がありアクトの一部やキューができない場合『Modify』という扱いになる。
この場合、何ができ何ができないのか、細かく記載される。
Skippingの◯◯はやらないけど、別の◯◯はやる、みたいな感じで。
アーティストはその日の体調に合わせ、ヤバイと思ったら事前にフィジオに電話をして判断を仰ぐ。
最終的なこの判断は、毎日14時に下される。
もちろんアーティスト自身の判断もあるが、フィジオがOKを出さなければショーには出れない。
そのぐらいフィジオの権限は強い。
こうしてアーティスト全員の状況が把握され、その日のショーでの動きが決定していくのだ。
他にも無料で受けられるマッサージや、週に数回の針治療なんてのも。
体のケアにはみんな細心の注意を払っているのだ。
フィジオの力によって、過酷な日々のステージが支えられていると言っても、過言じゃない。