先達
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先達(せんだつ)とは、先生みたいな意味合いで合ってますかね?
何となく頭に浮かんできたので使いましたが、少し不安です。
いま、TVで高橋尚子選手の話題をしていました。
みなさんご存じの高橋尚子選手、今度の北京五輪を目指して最後の挑戦をしているという特集。
小出監督からの独立で世間に話題をもたらし、更には怪我続きで不調が続いていたことも記憶に新しいです。
そんな高橋尚子選手、すごいですね。
レポートに行ったテニスの修造さん?という熱血の人が言っていました。
「高橋選手には鬼コーチはいりません。彼女自身の中にいるのだから」
これは本当に難しいことなんです。
実際にトップの選手というのはほとんどがコーチや監督、更にはチームメイトがいます。
その中で叱咤激励を行うことで競技力が伸びていき、モチベーションを維持していきます。
時にはコーチが檄を飛ばし、仲間がライバルになる。
そんな環境こそ、競技力を伸ばすのにもってこいの環境ではないかと思います。
そこに来て全て一人、これはある意味拷問に近いものです。
何もかも自分で決めて練習を行います。やるもやらないも自分次第、こなす量も自分次第。
自らを戒めて練習をこなすことほど難しい練習はありません。
日々自分との勝負に勝つことから始めなければいけません。
だらけてしまっては選手として失格、その部分を他の人に指摘されるでもなく自ら意識する。
簡単なようでとても難しい、そして怖いことです。
修造さんは言っていましたが、練習メニューを自らで考えるのって凄い大変なんですよ。
何しろ何も根拠がない上に、自分の感情が入っていないか、本当に効果があるのかなんて考えたらきりがありません。
本当の意味で練習のみに打ち込める選手に比べたら考えることも増えますしね。
高橋尚子選手、尊敬します。
自分も、自信の中の鬼コーチを作っていかなければと、切実に感じる今日この頃です。