教室
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3月ということで、なわとび教室も今週で全て終了となりました。
何を自分が提供できたのか、ドキドキしながら毎回子ども達を見送っております(汗
しかし今回は何よりすごい進歩があった子どもが多かったです。
自分の指導力ではなく、モチベーションの高い子どもが集まっていたのです。
特に初級クラス。
このクラスはいわゆる初心者レベルの指導を行い、小学校低学年を中心に指導をします。
そのためまだまだ縄跳びを始めたばかり、前とびはなんとかなるけど交差跳びや2重跳びは難しいという子どもばかり。
最初はほとんどの子どもが2重跳びなんてできなかったんです。
でも今週の最終回には、半数以上の子どもが2重跳びをクリアしていました。
中には最終回に突然できて、いきなり8回まで記録を伸ばしてしまったという女の子も。
こういう場面をみる度に子どもの能力の伸びは無限なんだなと思います。
その能力を如何に生かしてあげられるかは、周りの大人や指導者に掛かっているのだと思うので、責任は重大ですが・・・。
そして中級や競技クラスでも恐るべき成長を見せる子ども達。
よくあの場所に来ると自分があまり上手ではないのでは?と不安になる子どもがいます。
それは当然ですよね。
普通に考えて異常な空間ですから(笑)
各近隣の小学校の中でも、学年で最高レベル、はたまた学校で最も上手なレベルの子どもが集結してるんです。
特に競技クラスなんて3重跳びは当たり前、昨日も10回だの11回だので、違う小学校の子ども同士で競争していました。
また小学校では教えない技をバシバシやらせているので、気づかないうちに技術が向上しているのでしょうか?
何気ないし教えた技を指導したあと、自分で変なことをするとそれを真似する子ども。
そして出来てしまうという恐ろしき状況・・・(汗
環境としても周りに同じ学年、ライバルが一番集まっている良き空間なのかも知れません。
学校では一番ともてはやされている子どもであっても、あの空間では皆横並び。
しかしそのプライドにかけて、他の誰にも負けじと食いついてくる。
この教室をやっていて今期が一番自分としても教えていて手応えがあり、そして勉強になった期でした。
指導とは正解のない回答を手探りで捜すものと聞きますが、その意味がようやく実感として理解できた気がします。
正解が固定していたらつまらないですよね。だから面白い。
「この子どもには何をさせれば良いのかな?」
「この子どもは何が悪いのかな?」
「この子達はこの技は出来るかな?」
この繰り返しです。
またなわとび教室は来期、5月中旬からスタートの予定です。
今度は全日本大会を目指して、上位の子どもは本格的に競技を目指していきます。
一人でも多くの教え子の子どもが、日本代表としてアジア大会に出場できるよう、精一杯頑張りたいと思います。