【連載】 前とびがとべない!? その1
【スポンサードサイト】
新しい連載を始めます。
この連載はなわとびの基本中の基本である「まえとび」が跳べないということについて書いていきたいと思います。
みなさまも小学校の頃に最初に習う跳び方は、おそらく前とびだったことでしょう。
日本各地の小学校にお邪魔しましたが、ほぼ100%の小学校でなわとびカードの最初はまえとびでした。
しかしここで、ある光景を思い出してもらいたいと思います。
小学校の特に低学年の段階では、前とびが跳べないことが多くありませんでしたか?
なわとびを回す間に2回ジャンプをしてしまう、そもそも縄が回せないなどなど・・・。
小学校に入学し、冬になっていきなりはじまるなわとび。
そのときにいきなり最初に前とびを跳べといわれても、実際には自分でもどうしていいかわからない。
かといって、小学校の先生もなわとびをやらせるのだから、前とびぐらいは「できていて当然」と思っています。
確かに殆どの子どもは前とびを無意識のうちに習得し、気づけば普通に跳ぶことが出来るようになっています。
ではできない子どもは、運動神経が極端に鈍い子どもなのか・・・
そんなことは、断じてありません。
大多数の人が知らずに出来てしまっていたからこそ、できない事への苦痛が大きい「まえとび」
そこに更に、親や先生の心無い言葉が加わってしまっては、子どもが浮かばれません。
その子が生涯にわたってなわとびが嫌いになってしまうのは、火を見るより明らかです。
そもそも、どのようにして前とびができるようになるのか。
あまり知られていない習熟メカニズム、そしてできるまでの過程。
これらを自分なりに考察してみたいと思います。
幼稚園や小学校低学年のお子さんをお持ちの親御さんは、是非ご一読ください。
つづく・・・