本当の試練はじまる
【スポンサードサイト】
この内容は金曜日のもの。
しかし自分の中で整理をつけるのに時間がかかったので少々ブログに挙げるのをためらいました。
金曜日は次なる関門の「デビィーさん」という振付師の人との練習。
この人は様々なショーで振付をしている人でシルクの中では有名人。
日本のZedにある「ラッソ(縄を輪っかにして回す演目)」や「バンキン(組体操のすごいやつ)」なんかを担当したみたい。
La Noubaの場合でも多くの演目をこの人が担当していて、Skippingも同じく担当するらしい。
噂には「炸裂系の人」と聞いていたけど、実際に会ってみての印象。
「村○先生そっくり・・・・(笑)」
身内ネタですいません。自分の大学自体の恩師の一人、舞踊研究室の一人の先生にそっくりでした。
演技の作り方は情熱的で、即興的な動きを色々出してそれらを上手く拾い集めながら演技を組み立てる方法。
大学時代の舞踊演習なんかの授業を思い出す感じでした。
しかし、そこは大きな関門。
自分たちには型がある。
それは競技としての自分も、大道芸としてのnasaも同じ。
今までこの型を作り上げながらフリースタイルやパフォーマンスをしてきた。
でも型はいらない
欲しいのは爆発的な型にはまらないMovement
SkillでもなければTrickでもない、ましてや型でもない
【Movement】
『私を刺激するようなMovementを見せて!!!』
これがデビィさんの口癖でした。
簡単とか難しいとかじゃない、悩んでしまう。
型を外すって言葉では簡単だけど、ゴールが見えない
しかも最初に取り掛かるのは自己否定から。
これまでやってきたことを全て忘れる気持ち。
『Competiterじゃなくて、あなたたちはArtistなんだから!!』
辛いとか苦しいとか、持ってるボキャブラリーで表現できないような状況。
とにかく成長や変化のための苦しみの一種であることは間違いない。
二日間経って、頭の中をようやく少し整理。
あの瞬間、自分自身の動きに満足しなかったんだろうって。
だから不満だったし歯がゆかった、時間に制限がある以上仕方ないけどもっと動きたかった。
頭で考えることができないぐらいボロボロになって、身体もギリギリの状態まで追い込みたかった。
頭で整理するタイプもいると思うけど、自分の場合は
【動いて解決するタイプ】
なのかなと。
明日は月曜日。
混沌の中での練習はどうなるのかな。