あの日の裏話
【スポンサードサイト】
デビューして今日がちょうど1週間。
ステージに出る感覚はまだ慣れないけど、少しずつ観客を意識できるようになったかな。
今日は少しだけプレミアの裏話。
あの日はいくつかの小さな事件が起きていました。
まずは「メイクミス」。
最終的には一見すると分からないようなミスですが、手順を大幅に間違えてしまう。
クリーム、パウダー、粉の順番が基本。
それを何を思ったかパウダーを先にやってしまった・・・。
カリカリになった状態でクリームを付けるから、もう顔が違和感だらけ。
後ろでメイク担当の人が見張っていたから絶対バレテタハズ。。。
そしていざ本番。
当たり前と言えば当たり前ですが、もの凄い緊張と不安。
本物のお客さんの前に立つんだと思うと全身から嫌な汗が。
もっとも大きな不安要素は通称「ライン」と呼ばれる場所。
この段階での成功率は30%程度。。。
技術不足でなかなか成功しない、でも通れば大きな拍手ポイント。
誰しもがプレミアでラインが通るなんて思っていなかった。
しかし、、、
あれ、通っちゃった・・・・
そんな雰囲気。うまくいって嬉しい半面、全体の驚きの方が大きい。
案の定、2回目のショーではことごとくミス。
メイン演技が終わったあとも仕事は続く。
キューと呼ばれる脇役としての出演。自分達はこの衣装のままで出演する。
4か所のキューがあり、今後バンジーが増えて5つに。
そのうちのひとつで縄を振り回して走るシーンがある。もちろん2人で。
・・・ん?
一瞬戸惑ったけど止まるにはいかない。
反対側から出てくるはずのnasaが、タイミングで出てこない!
こちらはステージに出てしまった以上下がることもできない。
大丈夫なのか!?という不安にも駆られて一人でステージを走る。
後の話に聞くと、出ようと思った瞬間にバックステージマネージャーの判断ミスで止められてしまったらしい。
新しいって色んなことがある。
他にも自分たち以外のキューが間違っていたり、縄がどうだったりなどなど。
細かいモノを数えればキリがない。
皆が自らのデビュー時を振り返り一番最悪と呼ぶ。
しかしプレミアにしては上出来、そんな評価だった。