縄のまっちゃん公式ブログ【旧ブログ】

縄のまっちゃんの【旧】公式ブログです。2007年から13年までの記事を保管してあります。

苦楽を共にした「なわ」に別れを告げる時


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思い込みというのは怖いモノだ。

当然だと思っていたものが時々刻々と変化し、時によからぬ結果を生んでしまう。







縄は消耗品、切れる。

あまりないけどバッサリ真っ二つになることも。

自分の場合、縄が度重なる練習やショーで摩耗する。

接地部分の太さそれ以外の部位に大きな差ができてしまうのだ。

切断というほど重大事ではないが、感覚が変化していく。

技のタイミングやちょっとした感覚にズレが生じる。

3重とび以上の技をするときは好都合だが、それ以外の技、なにより交差とびとリリースがやりにくくなる。

気付けばアクト中の失敗の原因にもなる。







これらを加味して、100回(2ヶ月ちょっと)で縄を定期的に交換することにした。

切れていなくても感覚を維持するために。

捨てずに保管はしておくが、彼らがステージに上がることは二度とない。







フト確認してみると、デビュー時から使用していた縄もかなり摩耗している。

さらに失敗や練習によって、黒い汚れもついている。

プレミアを共にした思い入れもあり、一見するとまだ使えるがそこは仕事。

次に思いを込めて交換をする。













新品独特の、馴染んでいないかたい感覚。

改めて交換前の縄がどれほど摩耗し、結果感覚がずれていたかを確認。











まだ大丈夫だ。切れていないから。

切れないと思っていた試合本番直前で、切れたことだってあるじゃないか。



何が起きるか分からないステージ。

予測できることを予め予測しておく。









もったいないけど、

次へショーに繋げるために。

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