犯罪の洗練

ある日の昼過ぎ。

シアターに行く前に何気なく銀行の残高を確認してみる。

ネットで振込やらもできるとは便利な世の中だ。

そして気づいてしまう、おかしな変化に。

明らかに記憶のない引き出し。

しかも聞いたこともない銀行から。

怖くなり知人に確認してもらうも詳しくは分からなかった。

翌日、気になり再度確認すると更に高額の引き出しが、しかも複数の銀行から。

その額、合計すると1300ドル。

日本円で10万を超える。

アメリカはカード社会。

何をするにもカード、引いては信用にもつながる。

ところが時としてカードを使った犯罪に巻き込まれてしまう。

おそらくだが、どこかの買い物かATMでスキャニングをされたのだろう…

急いで同じ知人にお願いし、ひとまずカードだけは止めて貰った。

iPhoneの迷惑電話に始まり、今度はカードの不正使用。

この国で生きて行くのも楽じゃないな。