縄が跳べてもショーはできない
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二週間のオフも終わり今日から仕事。
年に一度だけあるドレスリハーサル。
普通にショーと同じ内容だけど一応リハーサル。
長期のオフ明けゆえに本番の前に合わせる。
ツアーだともっと回数が多いみたいだけど、うちの場合は一回だけ。
二週間、
たかがこれだけだと油断をした。
日本にいる間も体力を落とさないように技術をサビさせないように注意していたが、いざ現実を目の当たりにして愕然とする。
自転車に乗る程度、数日跳ぶ程度じゃ足りない。
縄の感覚、戻すのに1時間も掛かってしまった。
普段なら15分。汗のかき方も異常。
リハーサル中。
あっという間に息が上がり、前半で両足にくる。
足から腕に切り替えて凌ごうとしたけど、腕も止まる。
残るは気迫のみと力むことで身体全体のバランスが崩れる。足元がおぼつかない。
フィナーレに至ってはあわや意識が飛びかける。
退場した瞬間にオールアウト。激しい頭痛と吐き気、咳が一気に襲う。
全身持久力、筋持久力の全てが著しい低下。
厳しい現実を一気に叩きつけられた。
仕方ない、仕方なかった、
というのはプライドが許さない。
オフはもちろん休むことが重要だし、リフレッシュもしたい。
日本に帰って楽しい時間を過ごしたのは本当に有意義だった。
でも、この仕事が身体を使うというのを常に忘れてはいけないんだ。
身体は正直で、休んだ分だけ回復もするがサボった分だけ自分に帰ってくる。1日で自分、3日サボれば観客に分かるという。
一体どれだけ取り戻すのに時間がかかるのだろうか。
5月上旬の身体と技術に戻るまでは、余計なことは考えず全身全霊で挑むしかない。
まだまだ未熟だな、自分。
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