縄のまっちゃん公式ブログ【旧ブログ】

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レンシュウ信仰が今、崩壊する


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ここ1週間ぐらい。

なんか調子悪かった。



理由は分からないけど、

ステージ上でフッと気持ちが切れたり、

些細なミスが連発したり、

いい感じでステージを降りる事が出来なくなっていた。







こういう時、場当たり的に原因って探すだけ野暮。

とにかくひたすらやれば、何かしら答えが見つかるって、

そう信じてた。





練習量を普段よりも増やしてみる。

もともと1日で1時間しか練習してなかったから、決して多いとは思ってなかった。

大会に出場してる選手に聞かれたら、叱られそうなレベル。



ってことで、

これにさらに1時間を加えてみた。

体への負担も考えてケアする時間も増やして、いい感じになるはずだった。





けど、いつまでやってもダメ。

それどころか逆にミスが目立つようになって意識が遠のくような感覚。

昨日はできてたことが、なぜかできなくなったり・・・。

とにかく原因を掴むために、練習に打ち込んだ。







そう、これが悪循環だったのだ。

冷静な判断力があればすぐに気付いてたはず。

焦りと不安で、正常な考えができなかったのかもしれない。





わからなかった。

いくら練習してもダメな理由が。





なんかこう、

練習さえしてれば、全て魔法みたいに上手に行くって信じてた。

たしかに練習すれば縄の安定感は増すし、実感として手ごたえがある。

なにより楽しい、気持ちがノッてくると1時間なんてあっとう間だ。









何で?なんで?

そんなどーよんとした気持ちで、練習中にも集中力が無くなって行く。







拍車をかけるように突如現れた左足首の激痛。



アキレス腱の痛みだ。

前にも足底筋の疲労で痛かった事があったから 「またか」 なーんて思ってたけど、

自分でマッサージしてみても痛みは全然無くならないし、日々悪化していく。

たまらずかけ込んでフィジオに説明するほどに、痛みはキツくなっていた。





ちょうどタイミング的に靴を新しくしてもらった。

行き違いでデコレーションのベースが希望のものと違ったのを良いことに、



「こりゃ靴が合わないから痛いのかもね」

なんて最低な発言をする。

自分のやり方が間違ってことを認めたくなかった、

むしろ、

間違っているなんて夢にも思わないぐらいに、頭がおかしくなっていた。









週後半になると朝起きるのもキツイぐらいになってた。

這うように起き出して、気迫だけでショーに臨む。

それでも懲りずに練習はして・・・。

こんな状況になってようやく気付いた、

体が疲労困憊で、悲鳴を上げているんだって。









やり過ぎだったんだ、

やっと気付いた









靴のせいではない、自分のコントロールミス。

練習さえしてればきっとよくなるなんて、少し考えればあり得ない。

無駄な練習を繰り返して体を痛みつけて、

挙句の果てにはステージ上で集中力を切らすようなことをしてしまう。

バカだった。



どこか、練習を減らすことに抵抗と一種の恐怖心があったんだと思う。

ステージでお客様の前に出て演じる以上、十分な準備と練習をしてなきゃいけない。

ミスをするのは集中力と練習の不足、準備が足りないからだって・・・。

そっか、

ステージに一歩を踏み出す直前の不安を打ち消すために、無理な練習をしていたとも言えるかも。

「あれだけの時間練習して準備したんだから、きっと大丈夫。」

そう言い聞かせるだけの口実をつくって、

安心する思い込みをしたい、それだけだったんだ。











ちょうど良い所を見つけるとき、、

一度、行き過ぎるぐらいぜーーんぶやってみて

「あ、これじゃやり過ぎなんだ」

って気付く。

んで自分にとってのちょうどいいバランスを探していく。

すごい非効率的で、計画性のないやりかた。









きっと自分には、こんなやり方しかできないんだろうな。

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