Ｘデーが近づく

デビュー以来、常にショーには２人ともいるＳｋｉｐｐｉｎｇ。

もちろんそれが理想。

でも理想だけじゃ仕事はできない。

１年以上もお互いに欠席なしでショーに出続けてるってのは、奇跡。

他のアーティストで休んでいないのはディアボロの子どもたちぐらい。

大人はみんな何かしらの理由で休んでる。

けど、

休んで何とかなるように出来ている。

キャラクターの場合は必ずバックアップがいて、２人いる場合もあったり

ソロアーティストの場合、バックアップが居ればその人で、居ない時は単純にアクトをカット。

もしくは短縮バージョンでやるなんて体制もキチンと整ってる。

Ｓｋｉｐｐｉｎｇはどうだろうか。

まずカットはあり得ない。

だってオープニングだし(笑）

次に短縮バージョン。

これも難しい。

他の人達の動きを全て変えなきゃいけないし、音楽も簡単には変更できない。

結局、、

うちらが何とかもう一人の分までガンバ！って形に。

アクト全体でガンガン縄を跳んでいる時間は、大体フリースタイル２本分ぐらい。

普段はその半分を片割れがやってる。ここを埋める。

まぁやれない事はないんだろうけど、実際には大仕事だよね。

動くスペースも増えるし跳んでる時間も延びる。

体力的な問題もあるし、あまりボロボロの演技なんてできない。

実は前のディレクターのＤｅｎｉｓｓさんの時に簡単にだけど、アウトライン的なソロバージョンを創った。

その後、幸いにも創っただけで一度も発動しなかった。

だけど今回は確実に発動する。

しかも自分のソロが！！！！

９月の某日に迎えるＸデー、残り時間は約１か月。

ステージを使ってトレーニングできる時間はおそらくあと数回だと思う。

考える以上に時間が無いことを、ディレクターもコーチも気付いていないのは正直焦る。

だが、

やるかわからない、よりも

確実にやるから頑張らなきゃ！！の方が集中できる。

にしても、ソロアーティストがここまで頑張るアクトって、シルクドソレイユの中でも珍しい気がする（笑）