縄のまっちゃん公式ブログ【旧ブログ】

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ソロのSkipping【2】 悔しさの初ソロ


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ついにその時が来た。

木曜日の1stショーが、ソロの初舞台。

できるだけのこはやってきた。

万全とはいえないなりにも体の調子も整えてきた。

痛みも極力減らせるような努力をした。



スタンバイの時間。

普段はnasaと一緒にいる場所に一人でスタンバイに行く。

何とも言えない不安と居心地の悪さ。

大丈夫だ、大丈夫だ、大丈夫・・・・・と、何回も言い聞かせて気持ちを落ち着かせる。





デビューの時も緊張したが、ソロの方がはるかに緊張をする。

やっぱり何だかんだで二人いるという安心感。

お互いにカバーができることもあるし、同じ境遇だというだけで心の支えになったのだろう。







初のソロステージ。







頭の中は真っ白。

夢中で縄を跳ぶ。

ペース配分も、何にも考えずに突っ走る。

恐怖と焦り。

縄が引っ掛かるのを感じ、全身から嫌な汗が噴き出す。



アクトの中盤、腕と足に乳酸が溜まったのを感じる。

でも、我武者羅に跳ぶ。

ただ、跳ぶ。



跳ぶ、跳ぶ、跳ぶ、、、











気付くとステージの下(奈落)の片隅で倒れこんでいた。

アクト後半の記憶はほとんどない。

倒れこみながら感じたのは、達成感でも安心でもなく、







「思い通りのショーができなかった悔しさ」





観客とのやり取りも、技の精度も、エナジーも・・・。

やり終わった時に肌で感じたのは、とてつもなく悔しい気持ちだった。







欲張りなのだ。

初めてでいきなり上手に行くわけなんてない。

それでも心のどこかで、1年間ステージに立ってきた事で慢心していた自分が居た。



自ら思い描いていた理想と、

あまりに力不足な現実のギャップ、

優しくシアターの仲間が掛けてくれる言葉が、反対に辛い。







土曜日は2回。

気持ちがピークに達していくのに気付く。



・・・つづく

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