縄のまっちゃん公式ブログ【旧ブログ】

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一晩限りのクラウンデビュー


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先日の日曜日、

初めて素の自分をさらけ出す一歩を踏み出せた。







この日は社内の忘年会的なイベント、

「キャバレー」

というイベントがあった。







普段のショーではやらない、非専門の分野のパフォーマンスや演奏をして、みんなで楽しい時間を過ごそうじゃないかという催し。

お客さん(内部の人ばっかりだけど)はお酒を飲みながらみんなでワイワイ。

ステージに出る人は普段と違った自分を見せるために頑張る。







んでもって自分もステージに出る側でキャバレーに参加。

しかも幸せなことにホストの補佐という大役をやらせてもらうことになった。

ホストとは司会進行みたいな人のことで、メインはCleaning LadyをやっているCheryl Ann。

彼女がアクトの説明や紹介をする。

自分はその補佐役として一緒にステージに出るのだけど、悪戯と悪さばかりして邪魔をする役。









そう、クラウンの役割としてステージに。

キャバレーをするという話が出た時に、ディレクターから声をかけてもらいこの日が実現した。

ちょうどクラウンのワークショップの件もあり、嬉しいことに直に声をかけてもらえたのだ。

もちろん嬉しい反面、不安は一杯だった。













打ち合わせは1ヶ月前からディレクターとCheryl Annと。

どのようなことができるかを3人で動きながらアイディアを出して行く。

Cheryl Annはメインキャラクターをやっていて、しかも元舞台女優。

歌にダンスにお芝居に、どれをとっても一流の世界でやってきた人だ。

一緒に動いていてすごい楽しい。

楽しくて、あっという間に時間がすぎて行く。

2人でじゃれあって、ふざけあっているような空間をディレクターが上手にまとめてくれた。

そんなイメージ。







本番は普段のLa Noubaのステージか、それ以上の緊張。

直前まで腕の震えが止まらず汗で両手が冷たくなっていた。



案の定、、、、

出だしは本来の手順、ネタの一行が完全に飛んだ。

Cheryl Annがフォローしてくれようとしたのに、全然それどころじゃないぐらい頭が真っ白で怖かった。

何もできず、さらけ出された状態の自分を、どうしたら良いかがどうしたらいいか分からなかった。





でも一度出たステージ。

そして二度目、三度目と回数を重ねて行くごとに不思議とステージ上で自然体でいられるようになった。

お客さんのことがちょっとだけ、見れるようになった。







最後の方はステージに立つことが少しだけ快感にすらなっていた。









笑わせようとするんじゃない。

素のままの自分を笑ってもらう。





ショーが終わっていろんな人に声をかけてもらえた。

中でも、

師匠のBalto、ディレクターのDaniel、ダンサーのNatalia、

この三人の言葉が心に突き刺さるような嬉しい言葉をくれた。



不器用だったし未完成だった。

スベった瞬間もあった。

直前まで怖くて仕方なかったけど、、

やっぱりこうしてステージに立つことを選んで良かった。











お客さんに笑ってもらうこと、本当に大好きだ。

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