『逆に』だった
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オフ明けからのローテーションのおかげで、
身体の調子はスコブル良い。
慢性的になっていた膝の痛み、アキレス腱の炎症。
どちらも全快に近づいている。
アクトをしながら痛みを感じることは殆どない。
嬉しいことだ。
しかし、、、
身体の回復とは反対にスランプに陥っていた個所があった。
オフ前まではほとんど失敗することなかったのに、
いきなり50%程度にまで成功率が低下してしまった。
遠目なので映像チェックをしても分からない。
技術的な原因があるだろうと、
色んな分析をしてみたけど的確なモノを見つけられずに3週間。
成功する時ですら、何とも言えない違和感と言うか、
しっくり来ない!という日々が続く。
技術的な要因をいくら考えて、突き詰めても分からない。
そんなある日。
ふと少しだけ足に筋肉痛が残っていた。
アクト中にも痛みを僅かに感じる程度のものを。
・・・するとどうだろうか。
不思議なことに、オフ前のリズムを取り戻すことができたのだ。
そしてアクト後に映像を見ていて、ようやく気付いた。
動きに対して、縄が置いてけぼりになっていた、
ということに。
そう、
身体の痛みが無くなったことで、動きの流れが変化したのだ。
以前は痛みを含みながら動いていた分、
おそらく僅かに異なる感覚の動きがあったのだと思う。
そして、痛みから解放された瞬間、動きが崩れた。
だが、
一時的にでも痛みを取り戻した時に、
上手くいくリズムを同時に取り戻すことができたのだ。
身体とは、本当に不思議な存在だ。
【痛み】=【よくないもの】
などと単純な図式では計り知れない。
痛みによる不足個所すらも包括し、
無意識のうちに動きを校正していた。
まるで、
『逆に痛みに救われていた』
と言ったところだろう。