週末はなわとび日本一決定戦！！ もっと全日本大会を楽しむ５つの見どころ
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9th World Rope Skipping ChampionShip in Tampa FL. USA (第9回世界ロープスキッピング選手権大会 in USA)
女性部門：Tori選手の30秒スピードの様子
長年の冬の風物詩となっている【小学校体育のなわとび】。実は学校のなわとび、明治時代から100年以上の歴史があります。一方で近年は競技として発展し、国際大会なども開催される世界基準のスポーツになっています。
そんななじみの深いなわとび（ロープスキッピング）の日本一を決める
第8回全日本ロープスキッピング選手権大会が週末、12月16日(日)に開催されます！！
ロープスキッピングとはなわとびのこと。英語でRope Skippingということから由来しています。この競技にはいくつかの種目があり、ざっくり解説すると以下の通り。
＜個人戦＞
◆ 30秒スピード ： 30秒間で何回跳ぶことができるか
◆ 3分スピード ： 3分間で何回跳ぶことができるか
◆3重とび：3重とびを時間制限なしで何回跳ぶことができるか
◆ フリースタイル ： 75秒以内に様々な技を組み合わせた演技を行い、難易度や出来栄えを競う
＜団体戦＞
◆シングルロープスピードリレー ： 4人1組で、単縄30秒スピードのリレーをする
◆ダブルダッチスピードリレー ： 4人1組で1人ずつ入り、45秒ずつ交換して跳び何回跳べるか
◆ダブルダッチ30秒シングルスピード： 30秒間で1人のジャンパーが入り、何回跳ぶことができるか
◆ダブルダッチ30秒ダブルスピード ： 30秒間で2人のジャンパーが入り、何回跳ぶことができるか
しかし、
「なわとびといえば2重とびしか知らない」
「何がおもしろいかわからない」
「競技なんて知らない」
という人も多いのが事実。これだけ広く浸透しているなわとびですが、まだまだスポーツとしての認知度は低いのが現実です。そこで今回はなわとび競技（ロープスキッピング）をより楽しく見るためのポイントを紹介したいと思います。
１．スタートダッシュが肝心 30秒スピード
短時間で競うからにはスタートのダッシュも肝心。特に30秒スピードの最初の10秒は、選手が最大スピードで縄を回すので迫力満点。トップ選手ともなれば、競技中は空気を切る音が競技場を包んでしまうほどの爆音です。常人離れしたスピードを出すのはなにも大人ばかりではなく、小学生や中高生だってすごい。全カテゴリーの選手のすごさを並列で見られる瞬間とも言えるでしょう。
２．限界突破寸前 3分スピード
30秒でも長いのに3分なんて…。もてる体力を出しつくし、3分間を跳びきる間際の表情は限界突破そのもの。30秒で疲れるのは主に腕ですが、3分の場合は腕だけでなく太もも、ふくらはぎを始め、全身が乳酸に襲われて持久力もギリギリ。競技直後に倒れこむ選手が出るほど過酷。2分を過ぎた後、「Forty-Five!!」というコールがかかる前後がピークです。
３．チームワークの結集 ダブルダッチスピードリレー
ダブルダッチで単縄と大きく違うのは何と言ってもチームワーク。中でもこのスピードリレーは縄を回す人と跳ぶ人が時間内に入れ替わるので難しさ倍増。メンバー全体の力が結果に跳ね返る種目です。跳んでいる時間も長く、単縄よりも跳ぶ速度は断然速いので、世界レベルのチームが跳んでいる姿は必見。
４．花形種目 フリースタイル
なわとび競技の代名詞は自由演技のフリースタイルで間違いなし。華やかな技と音楽にあったなわとび演技は、見ている人を惹きつけます。中でもなわとび特有の難しさは「失敗しないこと」。いかに難しい技を入れてもミスをしてしまうと大きな減点になってしまいます。つい鮮やかな縄捌きやダイナミックなアクロバットに目が行きがちですが、失敗ない演技をするためにどれだけの練習をしてきたのか…そんな思いを馳せながら演技を見るのも通な見方ですよ！
５．競技後の最大の楽しみ！ 交流会
あまり知られていないのが、この交流会。全競技が終わった後に集計や表彰式までの間に、出場選手を囲んでの交流会が開催されます。もちろん見学に行っただけでも参加OK。選手たちは誰もがなわとび大好き。誰からともなく縄を取り出して選手同士の交流が始まります。彼らは一般の人でも声をかければ親切に交流をしてくれますので競技を見た後、楽しく選手たちとなわとび交流をするのはいかがでしょうか？
今回の大会は2013年に開催されるアジア選手権の代表予選も兼ねて開催されます。2012年の世界選手権で大活躍した代表選手を始め、日本を代表する選手も多数出場予定。あ、ちなみに自分も後輩や弟子、なわとび教室の教え子たちも多く出場する予定ですよ！
週末はぜひ、全日本選手権大会に遊びに行ってください！！
第 8 回全日本ロープスキッピング選手権大会（略称 8JC）
平成 24 年 12 月 16 日（日）9：30〜17：30
「興本地域学習センター」
〒123-0844 東京都足立区興野 1-18-38 TEL：03-3889-0370
http://www.kousya.jp/manabi/institution/09okimoto/summary.phtml
主催：日本ロープスキッピング連盟（JRSF）
後援：柏なわとびクラブ
