デビィさん再び

もはや毎年の恒例行事と化している、

振付家のデビィさんがLa Noubaにまた来てくれた。

この人はモントリオールのトレーニング時代から、そしてこっちに来てからも何回も一緒に仕事をしている。

世界的にも有名な振付家さんらしく、ほかのシルクのショーはもちろん、

カナダのシンクロ五輪代表の振付や、オペラ、ダンスなど、

本当に幅広く活躍してるマジですごい人。

まぁただ、

デビィさんの振付はいつも全力投球。

だから一緒に仕事をするとしんどいのもまた確かで・・・

しかも言ったことが二転三転するのも日常茶飯事なので、付いていくの大変。

こんなデビィさん、

自分は一緒に仕事をするのが本当に大好き。

６月のまた来てくれると聞いたとき、それだけでテンションが上がった。

なにしろ、振付を変えるってだけの枠組みにとらわれず、

アーティストの良い部分を引き出す力もすごいからだ。

この動きはあなたに合ってる、

これはつまらない、

エナジーを感じるのはこっち、

そこでジャンプしてみて？うーん、やっぱり歩いてみて？

ってな具合に。

こっちがぶつかった分だけ、それ以上のエネルギーで応えてくれる。

今回の訪問では１週間だけだったけど、

できることなら１か月ぐらい一緒に仕事したかった。

もっともっと、いろんなものを揺さぶってほしかった。

その過程が楽しい。

改造されていってる、揺さぶられてるって実感がうれしい。

結果、

いくつかのアクトの振付がマイナーチェンジ。

マイナーチェンジ、でも明らかに良くなったってわかるのは、さすがデビィさん。

Skippingも少しだけ変更。

うちらにとっては大きな変更も。

加えて、個人的なコメントやダメ出しも貰えて、めちゃ充実。

しばらくはデビィさんに貰った宿題を、一つずつ取り組んでいく感じかな。

なんとなく、

クリエーションに参加したいって気持ちって、

実は、もう一度デビィさんとじっくり対決したい！！って想いなのかも・・・。

今回のデビィさん訪問で気付いた。