縄のまっちゃん公式ブログ【旧ブログ】

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平田オリザって、女の人かと思ってた・・・


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『演技と演出』 平田オリザ著 講談社現代新書 2004


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舞台芸術には色んな種類がある。



個人的に一番最初に思い浮かぶのが

「舞踊(ダンス)」





で、その次が

「演劇」





サーカスもそのジャンルに入るけど、この2つに比べると歴史が浅い。

特に現代サーカスって言われる「アートサーカス」が生まれたのは、1980年代。

なので舞台芸術の先駆として学ぶことは多いと思う。





ダンスは既にサーカスの中で多く取り入れられてるし、La Nouba にはダンサーってキャラクターがいるほど。

舞台芸術そのものの垣根というか、ダンスとサーカスは共通点が多いように感じる。

表現って意味でも身体って意味でも。

まぁこの辺の話は別の機会ってことにして・・・・





じゃ、演劇はどうなんだろう。

大きな違いは「セリフ」を言うかどうかってこと。

Corteo ではセリフもある。

でもメインはやっぱりサーカスアクトであって、要素を取り入れただけ。

どうしても「言葉を介さない表現」って部分で、ダンスやサーカスとは相いれない部分があるのかな。



けど舞台を構成する角度から見ると、参考になることも多い。

表現方法は多少違くても、

「観客に向かって、何かしらを伝える」



という点は共通しているから。



縄仲間には役者を本気で目指してるヒジキってのもいるけど、やっぱり通じるモノがあるんだと思う。

個人的に一番グッときたのが、

「紳士がバナナの皮を踏んで転ぶ」という一文。



なんのこっちゃ?って感じだけど、読んでいるうちにスゴイ納得できた。

偶然じゃなくて、必然として舞台に笑いを生み出すコツなんて、なかなか分からないよ。

でもこの一文にはそのエッセンスが詰まってる。その的確さに驚いた。

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