縄のまっちゃん公式ブログ【旧ブログ】

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【本当の目的を忘れるな】 出張指導・イベント出演について


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1月はできるだけ帰国したい。

日本はなわとびシーズンだから。

この時期は日本中の小学校でなわとびが始まって、

小学生はいっせいになわとびを始める。

すると子どもになわとびに対する意欲を持たせる、という理由で小学校などに出張する機会が多くなるわけで。



そう、縄関係者にとっては師走から3月ぐらいまでが一番忙しい時期なのだ。





今回は「なわとび小助」の一員、

粕尾コンブとして都内の小学校にお邪魔してきた。

懐かしい授業指導、子どもたちの前でのデモンストレーション。

寒い体育館に響く子ども声と、2重とびの縄の音がなんとも懐かしい。











日本を離れる前は毎年なわとびシーズンといえばスケジュール真っ黒。

週7日で日本中の小学校やイベントを跳び回る日々だった。

今は後輩たちがその仕事を受け継ぎ、

彼ら自身でも新規開拓をして活動の幅が広がっている。

個々で年間100箇所ぐらい回ってるのかな。

ずべてをあわせれば凄い学校数でなわとびパフォーマンスが行われている計算になる。







賛否両論あるが、

自分は出張指導をドンドン引き受けて、

世の中の小学生にロープスキッピングをもっと広げていくべきだと思う。

だって、誰でも知ってるんだから。

その強みをもっと生かさないと。





筑波跳職(つくばとびしょく)として何人かの後輩たちには、

小学校の出張指導の仕方、デモンストレーションの仕方を伝えてきたつもりだけど、

全然力不足だった。

もっと教えるべきだったことが山ほどある。





そんな自分を脇目に、頼もしい後輩たちは、自力で出張指導の道を切り開き、

今では立派に小学校に単身で訪問するまでになった。

彼らのおかげで日本のロープスキッピングが普及したのは間違いないと思う。









だが一部で苦言を耳にするのも事実。

どうしても出張指導やイベント出演で「ひと稼ぎ」をしてしまう悲しい輩が現れ始めた。

生活もあるのだから収入を得るのは必要なこと。

しかし自分の利益のみを追求する姿勢は、いささか認められない。





自分の立場を理解しよう。

極端に言えば、なわとびの選手として選手権大会に出場したおかげで、今の出演がある。

大会を運営しているのは誰なのか。

必死に事務作業をしている人々は誰なのか。

そして、今あるロープスキッピング界を牽引して頑張っていくのは誰なのか。





出演料をもらうのもかまわない。

自身の努力によって勝ち得た称号を大いに活用して活動してほしい。

だが一方で、

育ててくれたなわとび業界への恩返しを忘れている。

恩を忘れた人間には必ずしっぺ返しが来る。





子どもになわとびの本当の素晴らしさを伝えてくれ!

後人を育てろ!!

今後のなわとび界に必要なことを真剣に考えるんだ!!!





確かに自分もこうして海外にいる以上、偉そうな事は言えない。

それでもなお、おせっかいな先輩として言わせてほしかった。

今のなわとび界トップ選手がこのままではマズイ。











といって、

この記事を読んで、自身を省みてくれた、あなたは大丈夫だよ。



仕事の関係で今後のことは不透明。

でも仮に帰国したらってこと、本気で考えてるからね。

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