脱・完璧主義
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とあるキュー(チョイ出番)の時。
縄を振り回しながらステージを丸く走るシーンがある。
あの時、確かに聞こえてきた。
観客の近くに走り寄った瞬間、
「He is nice.」
ステージの【へり】を走るので、観客の声が僅かに聞こえる。
聞き間違いかもしれないし幻聴かもしれないけど、
あんなのは初めて、嬉しい。
過ぎたるは及ばざるがごとし。この言葉を今週、身をもって経験。
根を詰めて、詰めて、詰めて・・・。度を越えてしまった。
頭の中を常に駆け巡っていた完璧主義的な言葉、ステージに立つことが一種の強迫概念だった。
足首に始まり、腰、膝、肩・・・・順番に体が悲鳴を上げ、ついには精神まで悲鳴を上げた。
判断力と集中力が急激に閉ざされ、冷や汗が吹き出すという経験は初めてだった。
微かに聞こえたあの言葉が、自分を救ってくれた。
ステージは楽しんで良いのだ、と。
肩肘張って完璧ばかりを目指すようなことは、もうやめよう。