いま、再び腕まくりをする
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日本にいた時。
冬のなわとびシーズンになると、全国の小学校や児童館を跳び回っていた。
教室でなわとびを定期的に教える機会にも恵まれていた。
無我夢中で「なわとびの楽しさ」を伝えるために跳んで、少しでも子ども達が楽しくできるように頑張ってた。
ふと、あの日々の経験が、いまの場所でも生かせるんだなって感じた。
Skippingは多くの非専門の人達の協力のものとで成り立っている。
彼らは元々Skippingなんてやったことない人ばかりで、前とびすらあやしいようなレベルの人もいた。
本来の専門である分野は自発的に彼らもスペシャリストとしてトレーニングに取り組む。
むろんSkippingはそうはいかない。
あくまで1つのキューであり、それ以上でもそれ以下でもない。
彼らのトレーニングに対するモチベーションも必然的に下がってしまうのは、仕方ないのかもしれない。
でも、
なわとびって、もともとスーーーッゴイ楽しいんだよ!!
親と近い歳の人達に対して小学生と同じ扱いをするのは失礼千万とは承知の上。
だがそこには「動機づけをして、学習効率を上げる教材を準備する」という共通点があった。
もちろん大人なので言った事はやってくれるし、理解力もある。
こちらの要求も汲んでくれてある程度までは積極的に参加してくれる。
が、
そこから先は別問題である。体力的にしんどくなれば、彼らの動きは自然と停止する。
楽しくなければそれは5分もしないで床に座りだす。
どうやったら、なわとびを楽しんでもらえるか。
まさかシルク・ド・ソレイユという道を選んでから、この自問自答を再びするとは思っていなかった。
彼らは、
「理解力が高く、特定分野で世界トップクラスの技術を保有した」学習集団なのだ。
ちょこっと腕まくり気味に彼らと接し、つたない英語で何とか頑張る。
ノッてくれればあとはなわとび本来の魅力が何とかしてくれる。
加えて彼らの運動センスを持ってすれば一瞬で上達する。
まだまだ語学の壁はあるけど、この場所でもなわとびの楽しさを「教える」という形で広めていけたらいいな。