ピーク
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La Noubaデビューから、過去最高にoutの文字が近かった日。
足の痛み。
右足はカカトに痛みがあり、アキレス腱の周囲が固まっている。
左足は内側くるぶしに鈍い痛み、そしてアキレス腱自体が痛む。
腹筋。
下腹部左側が肉離れの様な鋭い痛みが襲う。普段もくしゃみすると痛い。跳んでる時も体幹を締めてバランスを取るので痛む。
フィジオに見てもらいながら、心の片隅に「ストップが出ないかな」なんて弱さが顔を出す。
見解だと腹筋は医者に見てもらう必要があり。足首はケアしながら、ショーにでて気長に治す。
体が痛むと心も落ちていく。
心身一体なんす。
けど、反対も然り。
痛いのは諦めて覚悟を決める。
命の危険があるようなアクロバットをしてるわけじゃないんだし、懇切丁寧に縄に意識を向ければ充分ショーに向かうことができる。
…と、自分自身に何回も言い聞かせる。
だって今outしたら、逃げるクセがついてしまいそうなんだ。
そうでなくても間違いなく後悔するよ。
痛みはステージでも時折襲う。
表情に出してたまるかと、気迫で縄を抜く。
プロとして、体をきちんと整えるのが仕事なのはわかる。
明日からのお客様のため、今のショーを休んで怪我を治す。
わかるよ、頭では。
でもさ、
たとえ明日のショーに差し支えることがあっても、目の前に今きたお客様のために頑張ることしか出来ないよ。
明日、明後日のショーより、いま、この瞬間のショーに全部ぶつけたい。
痛いか痛くないかじゃない。
やれるか、やれないか。